国内最大手のdocomoが提供しているポケットWiFiを利用するメリットとデメリットはどこにあるのでしょうか。
月額料金が高いという理由で一蹴されてしまうこともあるdocomoのポケットWiFiですが、むしろお得に利用できるケースもあることをご存知ですか?
この記事ではdocomoのポケットWiFiの長所と短所を指摘し、docomoならではの強みをご紹介します。
docomoのポケットWiFiは月額料金は高い?
docomoのポケットWiFiは、WiMAXやau・ソフトバンクに比べても月額料金はかなり高いです。30GB使える定額プランでは、月額料金9400円からとなっています。docomoはポケットWiFiを提供する業者の中で月額料金が最も高く、なおかつ通信量も少ないという欠点を抱えている業者です。
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docomoのポケットWiFiの料金プランとは
「使った分だけ」プランの場合
使った分だけプランは、その名の通り月間に使用したデータ量に応じて料金が変動するというプランです。
1GBまでの通信量の場合には月額料金が2,900円ですが、3GBまでの利用で4,000円、5GBまでの利用で5,000円とデータ量が増えるほどに月額料金も上昇し、最大となる20GBまでを使用した場合には、月額料金が7,000円に達します。
データ量 | 月額合計料金 |
---|---|
〜20GB | 8,400円〜 |
〜5GB | 6,400円〜 |
〜3GB | 5,400円〜 |
〜1GB | 4,300円〜 |
「定額」プランの場合
定額プランは一定のデータ量に到達するまで料金が変動せず、通信制限もかからないプランです。
20GBまでのウルトラデータLパックは月額6,000円、30GBまでのウルトラデータLLパックは月額8,000円で契約可能です。毎月必ず大容量のデータ通信を楽しむという場合には、使った分だけプランと比較するとお得になり、料金を気にせずにポケットWiFiのある生活を満喫できます。
データ量 | 月額合計料金 |
---|---|
30GB | 9,400円〜 |
20GB | 7,400円〜 |
【参考リンク】データプラン(ルーター) | 料金・割引 | NTTドコモ
docomoのポケットWiFiのおすすめポイント
「どこでも繋がる」電波の繋がりやすさ
ポケットWiFiは電波の繋がりにくさがネックになることがありますが、docomoのポケットWiFiは非常に電波が強く、日本全国どこにいても安定した通信を楽しめます。
基本的にはdocomoの電波が届くエリアであればどこでもポケットWiFiを接続することができ、WiMAXなどの通信が不可能なエリアにいたとしても、何不自由なくインターネットを楽しめる可能性が高いです。
docomoの安定高速通信
docomoのポケットWiFiを契約している理由として頻繁に挙げられる要素の一つが、安定した高速通信が可能であるという点です。
docomoの受信時最大速度は788Mbpsという圧倒的な速さであり、これは光通信の1Gbpsに匹敵する数値です。
また、送信時にも最大で50Mbpsを記録しており、ダウンロードのみならずアップロードも快適に行える点も高く評価されています。
docomoユーザーはお得に契約できる
既にdocomoユーザーという場合には、2台目プラスという制度を使ってポケットWiFiを契約することで、月額500円のシェアオプションに加入してお得にポケットWiFiを利用できます。
基本プランにシェアオプション、インターネット接続サービス料で合計1,900円からポケットWiFiを持つことが可能になるので、docomoユーザーにとっては注目すべきポイントにいなっています。
【参考リンク】もっと便利に・もっとおトクに | 料金・割引 | NTTドコモ
家族でデータ通信量をシェアできる
家族間のデータ通信量をシェアできるので、家族でdocomoに契約している場合にはよりお得にポケットWiFiを利用できます。
仮にウルトラシェアパック50の契約を行っている場合、50GBの通信量はポケットWiFiに対しても割り当てられるため、最低料金の1,900円でも最大で上限となる月間50GBまでのデータ通信を楽しめます。
docomoユーザーの家族が多ければ多いほど料金もお得になります。
海外でも使える
docomoのポケットWiFiは海外ローミングに対応しているので、海外でも日本国内と同じ感覚でWiFiに接続することが出来ます。例えばアメリカでdocomoのポケットWiFiを利用する場合には、1日あたりの通信料金2,980円で快適なデータ通信を楽しむことが出来ます。
出張や旅行などでポケットWiFiを使う機会が多く、別途の契約が面倒に感じる方にとっては魅力的な条件です。しかし、基本的に別途WiFiレンタルを利用した方がお得になる場合が多いです。
海外のWiFiレンタルに関しては「海外wifiレンタルおすすめランキング【格安&即日】」をご覧ください。
docomoのポケットWiFi「おすすめできない」ポイント
料金がかなり高い
docomoの料金はとにかく高く、値段重視の方には全く向いていません。docomoでは5GBのデータ通信で月額料金6,400円が請求されますが、ライバル企業となるauとソフトバンクはいずれも7GBのデータ通信で3,696円です。
WiMAXに至ってはデータ通信量無制限で月額3,000円台前半から契約することも可能なので、コストパフォーマンスという面では明らかに劣っていることが分かります。
【関連記事】WiMAXの料金相場や月額料金以外にかかる諸費用を徹底解説
無制限のプランがない
WiMAXで用意されているような、データ通信量無制限のプランはdocomoにはありません。指定されたデータ通信量に達した場合には通信制限がかかり、通信速度が128Kbpsにまで急降下してしまいます。
毎月のデータ通信が多いという方や、通信制限にかかった際の速度の遅さにイライラしてしまうという方は、docomoのポケットWiFiには向いていません。
まとめ
docomoのポケットWiFiは、お世辞にも料金面での条件が良いとは言えず、データ通信量も少なくコストパフォーマンスは劣悪です。
ただしdocomoにしかないメリットも多く、家族でdocomoを利用しているという場合や、電波の繋がりやすさを重視する場合、そして海外で手間をかけずにポケットWiFiを利用したいという場合には、利用する価値が大きい業者であることは間違いありません。